カエルの独り言

今朝、化粧をしながらふと子供の時の事を思い出した。


大人に憧れていたあの頃・・・


綺麗に化粧をしている女の人を見て、


私も、早く化粧がしたい。早く大人になりたい、と思っていた・・・


こっそり、母親の化粧道具から口紅を取り出し、


自分の唇に塗ってみる。


誰かこないか、ドキドキしながら鏡を覗き込む・・・


真っ赤にそまった唇。


少し大人に近づいた気がして、嬉しかった。


でも、やっぱり似合わない・・・


急いで、ティッシュで唇をぬぐう。


ドキドキ・・・・


あの頃、早く早くと思っていた。


大人になったら、綺麗に化粧をして、格好よくスーツを着こなし、ピンヒールを履きこなす。


そんな女性に憧れていた。


また、母親のヒールをこっそり履いてみる。


ちょっと背が伸びた。


大人だって感じた。


でも、やっぱり似合わない・・・ぶかぶかだ・・・


あの頃、大人の人が身につけている全ての物に憧れていた。


それが似合う大人に早くなりたいと思っていた。




でも今の私、立派な大人？かな・・・・


口紅もあまりしない。


荒れるから・・・・


ピンヒールも履かない。


足が疲れるから・・・


スーツも着ない。


堅苦しいから・・・・




大人って案外そんなもん。


逆に、可愛い服に憧れている今の私・・・


ないものネダリ？ちょっと違うか（＾＾；）



何で、あの頃はあんなに大人になりたがっていたんだろう・・・・


何でも、自分の好きなようにしていると思っていたからかなぁ・・・


本当は、とっても大変なのにね・・・・