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Posted by あしたさぬき.JP at

2008年06月05日

おいちゃん

ちょっと、重い話になります・・・


先日、親戚の人が亡くなりました。

病気が分った時には、癌の末期でもう手の施しようもなく、

年も80を過ぎていて、余生は病院ではなく自宅で。

本人には告知もしなで、穏やかに過ごさせてあげようと・・・

その人は、会社を自分で興し、一代で大きな会社にした

とてもバイタリティにあふれた人でした。

私が小さい頃には、よく憎まれ口をたたきながらも、

お小遣いをくれたり、沢山のおりがみを持ってきてくれたり・・・

口はうるさい人でしたが、その中にも優しさを持った人でした。

私が成人した時もお祝いをくれたり、

結婚式に出席してくれた時も、

お酒を飲み過ぎ、ぐでんぐでんに酔っぱらいっていましたが、

きっと喜んでくれていたのだろうと思います。

お酒とゴルフ、そして温泉がとても好きな人でした。

死ぬ間際まで、温泉にまた行こうと言っていたそうです。

落ち着いていた病状が急変し、医者から「もうあと一週間でしょう・・・」

と聞かされ急ぎ駆け付けた時は、よく寝ていて起こす事をせず、そのまま帰りました。

その寝顔を見たのが、最期となってしまいました。

その4日後、「今朝早くに亡くなったよ」と母から電話がありました。

まだまだ話したい事があった、聞きたい事があった・・・

でも、もう聞けない。

安らかな顔で眠ったように、棺桶の中にいるのを見て、

今にも起きてきそうな気がした。

とても穏やかな顔をしていた。

最後に見た寝顔と同じだった・・・

いつかは誰もが迎える死・・・

そして別れなければならない・・・

別れをいつまでも惜しんでいては、

亡くなったおいちゃんが、心配で旅立てないかもしれない・・・

おいちゃんが残した沢山の思い出を皆で語り継ぎ、

次においちゃんに会うまでに沢山の土産話を作っておきゃなきゃね。

おいちゃん、ありがとう・・・

また会うその時まで・・・




  


Posted by ケロケロ at 17:42Comments(0)